Preziに食いついちゃったけどいまいちうまく使いこなせてなかった気がするけどなんか楽しくなってきた

未だに学会発表や研究会発表でPreziを使っている人に会ったことはありませんが、
わたしはその存在は3、4年前から知っていて、
1年前くらいから本格的に使い始めています。
全体の関係を一枚絵にできる、
(そのようにすれば、ですが)全体図をそのまま配布資料にすれば、聞いている方は全体図を意識しながらプレゼンを聞ける、という点で、
特に途中段階の研究発表にはとても適していると思います。 
ここのところがうまくいっていなんだ、みたいな部分を空白にしてしまうとかもできるので、
意見や指導をしてもらいたいところを視覚的に明確にすることもできます。

……と、いうような感じで、
Preziを使う利点は全体絵が見えることだ!
と、思っていたんですが!!

それをあまりに意識しすぎて、
全体絵を先に作って、 話す順番にその部分にフォーカスする、というような使い方を今までしていたんですが、
いまひとつうまくいっていませんでした。 

全体の絵、を優先して作っているので、プレゼン中に出ている画面の絵面への意識が低く、
ついたくさん動かしすぎてしまったり、 
文字の大きさのバランスが悪かったり、という感じで、
どうも世に出回ってる素敵なPrezi!と違うな、と。

ただ、この度日本演劇学会で発表ができることになり、
資料紹介がかなり重要な発表をする予定だったので、
初めてかなり公的なところでPreziを使うことにしました。 
Preziのズーム機能を使って、資料の特定の部分にズームする、ということをどうしてもやりたかったからです。

で、今回は、発表の内容、論理展開がかなりはっきりしているのと、
学会発表なので見づらいPreziにはしたくない、という羞恥心?みたいなものがあり、
今回は〈手書きレイアウト〉を先に作ってからPreziを作る、という手順を踏んでみました。

公的な発表であればあるほど、時間制限が明確なので、
わたしはその都度、かなり精密な読み原稿を作るようにしています。
この「読み原稿を作ること」について、プレゼンの指南書などでは賛否ありますが、
まさにケースバイケースですよね。
読み原稿を作ることの利点は、やっぱり時間のコントロールが正確にできること。
研究発表はどうしても長くなりがちなので、
どこなら削っても大丈夫か? 不必要な言い換えやサマライズをしていないか?
伝えなくてもいい情報を言いたいだけで盛り込んでいないか?
を、字面でチェックできるのが大きいです。 

で、今回は、そうして作った読み原稿の脇に、
このタイミングでどんな画面を出していたいか? を、鉛筆でラフに書いてみることにしました。

読み原稿を作っているので、基本的には、それを聞けば内容がわかるように努力はしています。
その時点で画面は補助資料になるので、
思考はこのタイミングで出ていてほしい補助資料は何か? に向くことになります。

こんなの当然なんですけど、これがちょっと新しい感覚でした。

というのも、プレゼンテーションソフトとしてのパワーポイントが登場してから、
プレゼンの機会がある際には、手順としては

話したいことの要約をパワポで作る、

それにそって話す

だったんじゃないかと思うんです。

その感覚で、先にPreziを作って、それ沿って話そうとすると、
どうしても一枚の全体絵を作って話す感じになるので、
いざフォーカスした時の絵がないがしろにされがちだったんです。

今回の手順は、

言いたいことの読み原稿を作る(台本をかく)

画面のデザインを決める(絵コンテをかく)

Preziのつなぎがスムーズになるように、各フレーム、全体絵を構築する(撮影、編集をする)

という、プレゼンテーションの作り方としては今までとは逆の手順ではありながら、
映像や番組の作り方としては至ってまっとうな手順で作ることになりました。

どうなんでしょうね。
Prezi作り作業を進めつつも、読み原稿を読む練習はできるので、
練習は十分にでき、実感としては、完成度はかなり高いものになったと思います。
手間はかかりましたが、次の機会にもきっと同じ手順でやるでしょう。

学会発表の時間としての20分というのは、やっぱり短いもの。
研究の話を短くコンパクトにまとめるのは、やっぱり大変なので、
これくらいの手間をかけるのは良い訓練になるのではないかなと思っています。