ローマ字打ちでもなく、親指シフトでもなく、USキーボード on Macでできる打鍵数減らしのための一案

 

 

 

研究会やらゼミやらで、はなけさんタイピングが速いですね、と言ってもらえることがあります。

 
 
はなけは、タイピング自体は決して速い方ではないですが、入力速度をあげる工夫を惜しまずしています。
 

ローマ字打ちは効率悪すぎる

入力に時間がかかるのが嫌だ、と思い始めたのはいつの頃からだったか……。
もう、3年以上前になるかもしれない。
その時の疑問、というかいらだちは、
 
わたし、日本人で、日本でコンピューター使っているのに、
なんで、ん、を入力するのにnを二回
打たなきゃいけないの?
 
ということでした。
もちろん、ん、にかぎらず、よく使うひらがな、ありますよね?
日本人たるもの、(すでに流通してしまった)QWERTYキーボードなんて使うな、日本企業は日本語入力に特化したキーボードを開発せよ、とまで言うつもりはないけれど、
せめてひらがな50文字のうちの半分くらい、一回で入力できないものか?

親指シフトを試してみたい

と考えて、たどりついた答えの一つは、親指シフトにシフトする、という回答でした。(ダジャレじゃないよ!)
 
勝間和代さんのおすすめですでにすっかり有名だったので、当時から親指シフトに関するブログ記事も多く、
擬似的に親指シフト環境を構築する方法はなくはなかったです。
特に、JIS配列+Windows環境であれば、かなり簡単に。
Macでも、せめてJIS配列であれば、アプリが開発されていました。
なので、入力速度アップを目指している人で、JIS配列のキーボードを使っているのなら、
素直に親指シフト環境を構築するのがおすすめ。
(これはこれで、まだiOSやAndroid環境で親指シフト入力はできないみたいなので、ノマドな環境で仕事している人はためらわれるかもしれないけど……)
一時期、やってみましたが、これ、本当に入力速度は速くなります。
 

mac+US配列で親指シフトはできない

さて、問題は、
 
はなけの環境は、Mac+US配列である、ということでした。
そもそも親指付近にシフトキーに代替できるキーがなく、コマンドキーを潰してしまったらそれはそれで大層不便だし、
諦めるしかないか……と、思ったところで、はなけは考えた。
シフトキー同時押し、の代わりに、シフトキー+アルファベットキーで、代用できないか?

ローマ字打ちでもなく、カナ打ちでもなく、親指シフトでもなく

つまり、よく使うひらがなは1回で、あまりつかわないひらがなは2回のタイプで入力できるようにするのです。
そもそも、親指シフトの配列は、よく使うひらがなはアルファベットキー単体で、あまり使わないひらがなは親指近くに配置されたシフトキーとアルファベットキーを同時に押すことで入力できるようになっています。
さらに、親指シフト配列は、この一回で入力できるひらがなは濁音を持つひらがなになっていて、
右シフトキーと同時に押すか、左シフトキーと同時に押すかで、アルファベットキーに割り当てられたひらがなの濁音を入力するか、シフトキーと同時に押すことで入力することになっている清音かが決まる仕組みになっています。
 
そこで、任意のアルファベットキー2つを左右のシフトキーに代替し、そのアルファベットとの組み合わせでローマ字テーブルを編集し直すことはできないか? と考えたわけです。
そう考えれば、当然、シフトキーに代替する任意のアルファベットキーは、ホームポジションキーであるFとJ。
キーボードにポチがあることからもわかるように、もっとも押しやすい位置にあるキーです。
 
いろいろ試行錯誤を加えて、現在のはなけのローマ字テーブルは以下のようになっています。
 

y     ら

x     ひ
w     か
v     ふ
u     ち
t     さ
s     し
r     こ
q     、
o     つ
n     め
m     そ
l     い
k     き
jz     お
jy     よ
jx     び
jw     が
jv     ぶ
ju     に
jt     ざ
js     じ
jr     ご
jp     ぇ
jo     ま
jn     ぬ
jm     ゆ
jl     ょ
jk     の
jj     と
ji     る
jh     み
jg     ぜ
jf     げ
je     だ
jd     で
jc     ず
jb     べ
j;     っ
j/     ぉ
j.     わ
j,     む
j     と
i     く
h     は
g     せ
fz     ぅ
fy     ぱ
fx     ー
fw     え
fv     ゅ
fv     や
fu     ぢ
ft     れ
fs     あ
fr     ゃ
fq     ぁ
fp     ぴ
fo     づ
fm     ぞ
fl     ぽ
fk     ぎ
fj     ど
fi     ぐ
fh     ば
fg     も
ff     け
fe     り
fd     な
fc     ろ
fb     ぃ
fa     を
f;     …
f.     ぼ
f,     ぺ
e     た
d     て
c     す
b     へ
a     う
]     「
\     」
[     。
;     ん
/     ・
.     ほ
–     ―
,     ね
jq     ゅ
fn     ぷ
 
Fとの組み合わせで入力する「:」キーが空いていたので、
そこには結構よく使う三点リーダ(…)を割り当てました。
 
 
 
 
 
さて。
これを考えついたとき、Macに標準搭載されていることえりちゃんに、ローマ字変換テーブルを編集する機能はついていませんでした。
(今はどうなんだろう?)
なので、かわせみを購入し、このようなローマ字変換テーブルを構築して使っていたのですが、
そんなはなけに朗報が!!
 
Google日本語入力
 
の公開です。
Google日本語入力は、公開されたその当時はそんなに熱心に追いかけていたわけではなかったのですが、
自分の日本語入力環境に満足いっていなかったので、それなりに情報収集をしてはいました。
あるとき、どんなきっかけかわすれてしまいましたが、
Google日本語入力にはローマ字変換テーブルを編集する機能がある、
ということを知ったのです。しかも無料!!
しかも、たしか、かわせみのローマ字変換テーブル編集よりも自由度が高かった気がします。
 
Google日本語入力をインストールした後、
メニューバーのGoogle日本語入力アイコンから、環境設定を選択し、その中に「ローマ字テーブル」という文字、そのとなりに「編集」をクリックすると、ローマ字テーブルがずらっと。しかも、それは任意に編集できるのでした!!
(インポート機能もあります。ごめんなさい、使ったことありませんが、たぶん.txtファイルをインポートできるのだと思います。)
 
 
 
 
慣れ親しんだローマ字入力からの移行は大変なんじゃ? と考える人は多いかもしれませんが、
はなけはこのFJシフト(?)に移行してほんとに良かったと思っています。
 
まず、ブラインドタッチができるようになりました。
今までできなかったのかよ、という感じですが……キーにアルファベットが書いてあるので、どうしても、そっちを見てしまっていました。
そのため、変換する時、入力する時、に、キーボードを見たり、画面を見たり、ということになって、なおさら時間がかかっていました。
しかし、ローマ字テーブルをがっつり編集してしまったので、キー面を見ても無駄です。
この環境で練習する期間を取ることにした、ということは、いまのわたしにとってはある種財産になっています。
キー面を見ても仕方ないので、指で覚えるしかありません。
その結果、正しい指の運びを覚えることができました。
入力中に画面から目を離さなくて良くなったので時間はかなり短縮されたし、
また、このことは、その後英語やフランス語(こっちはまだ試行錯誤中ですが……)を頻繁に入力しなければならなくなった時に、大変役に立ちました。
 
さらに、それまでおかしな指使いで打っていたせいもあると思いますが、
手が疲れにくくなりました。
正しい指使いで打つようになったのはもちろんですが、
親指シフトほどではありませんが、ローマ字打ちからは3割ほど、押すキーの量を減らすことができました。
 
現在、Google日本語入力の予測変換とも合わせて、話すスピードとまでは行きませんが、
まぁまぁ、ストレスがないくらいのスピードで入力できていると思います。