モーニング娘。’14『君の代わりは居やしない』レヴュー

 

まず、モーニング娘。’14、4作連続オリコン1位おめでとーございます!!!
盛り上がってきましたね。まさに勝負の年、という宣言をするにふさわしい始まりだと思います。

今更感はありますが、『君の代わりは居やしない』レヴューです。

今回のトリプルA面シングルについては以前『君の笑顔は太陽さ』でレヴューしましたが、
やっぱりPVへの力の入れ方で言えば、『君の笑顔は~』に一番力を入れているのかなと思います。

楽曲は、『What is Love?’』が、公開されたのが早かったこともあって、
この『What~』でこれまでの新生モーニング娘。のファンをつなぎとめつつ、
『君の笑顔は~』で新境地を開拓、
そしてこの『君の代わりは~』では、しっかり仕事をする、というスタンスなのかな、と思いました。

いまさら言及する必要もないかもしれませんが、
挿入されるガヤの「ニッポン! ニッポン!」を聞いてもわかる通り、この『君の代わりは~』は、ソチ五輪の公式応援ソングになっています。
よって、PVの方も、背景は大きな白くて丸い照明の周りを赤いカーテンが覆い、その中で踊る様子が撮影したものになっています。
また、途中挿入される個人のイメージカットも、背景に赤と白の幕がはためくものになっていて、
つまりかなり全面的に「日の丸」「ニッポン」を押し出したものになっています。

ただこの曲は、応援曲の多くが観客から選手に対しての期待を歌ったものになりがちなのに対し、
選手の側の気持ちを代弁したような歌詞になっており、
この点がアイドル戦国時代を第一線で戦っているモーニング娘。’14らしい応援歌として説得力のあるものにしていると思います。

たとえば、

才能なんて あると思うな
じゃないと努力しないだろ
無いものねだり わずかな期待
楽しめないなら続かない

こんなこと、努力していることがわかっている相手に対して言うのはなかなか勇気が要ります。

しかし、モーニング娘。’14に言われるなら、いいかな……という気がする。

それは、彼女たちもまた、「第二の全盛期」と評価されることを目指して努力を続けていることがわかるからであり、
そのような別なジャンルでそれぞれ努力を重ねる者同士だからこそ理解できる苦悩が歌われていると思えるからです。

だって夢見るだけはタダと言うけど
今日の答えがどう出るかは自分次第さ

と歌いつつ、
そこで「輝く場面を知っている」はずの「魂」は、「ニッポン」と表現するしかない、
という、誤解を恐れずに言えば頼りない根拠しかないわけです。

そして、
(この一文の意味がずっとわからなかったのですが)
そこで選手たちや彼女たちを支えているのは、もしかしたら、
具体的に想像できる「愛すべき人」なのかもしれません。

全部運命次第なんだと言うけど
この人生は愛すべき人にささげよう

この歌詞の中で、「愛すべき人」を特定できる要素はありません。

モーニング娘。のPVにおいてはいつもそうですが、
PVの中に歌詞の内容を補填できるような要素もありません。

ですが、これが「努力をする者」の代弁であると考えれば、
「愛すべき人」というのは、努力を続ける人ひとり一人において想定される極めて具体的な誰かのこととしか言えないし、
また、そうだということにすることによって、頼りない根拠しかもてない努力をし続ける力を得ているのだと考えることができます。

振付も、あいかわらず難しいんですが、ところどころに真似できる要素が入っていますね。
ウェーブとか、腕で丸を作って上下するとか。

anyway, ずっきががんばって踊っているのを見るとほっこりします。

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