森アーツセンターギャラリー|ラファエル前派展に行ってきました

ラファエル前派展

もちろん、お目当てはミレイの「オフィーリア」。

シェイクスピアの「ハムレット」においては、オフィーリアの死ぬ場面自体は描かれていないので、これを見てしまうとオフィーリアの死ぬシーンはこれでしか想像ができなくなる、と言われるくらい。
リアルで美しい仕上がりです。

とはいえ、ラファエル前派についてここで云々いう必要はないと思いますが、
ラファエル前派兄弟団が徐々に結束を弱めていく、その絵画上の思想的つながりの弱さ、のようなものは、
展示がテーマごとに分けてなされていたことから十分に理解することができました。

一枚一枚は言語化可能な(ハムレットのオフィーリアだなとか、リアルな生活感のある聖家族だなとか)、理解しやすいものになっているのですが、
それまでの大きな、権威的なものから脱却しようとした結果、
それは個人がそれぞれに対象化できる物語になっていった感じがします。
それは作家ごとにもまた異なるものになるので、兄弟団としてやっていく必要もまたなくなっていくんだろうな……と思いました。

いや、金曜の昼なのに、混んでました。
と思っていたら、公式サイトには「今日は余裕あります」って出てたー。
十分混んでました。
いや、混むのも理解できるくらいの見応えは十分にありましたよ。

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です